トレーダーという言葉を初めて聞く方もいると思いますので、まず簡単に説明します。
トレーダーの英語の意味は「Trader(取引業者)」です。
金融機関で、株式や債券、為替などを売買する業務に携わる人のことを言います。
もちろん個人で株式や為替などを業務としてやっている方も同じようにトレーダーと言います。
株式や債券、為替などを売買することをトレードと言います。
補足として、
1日の中で、数秒から数分ほどの極端に短い時間で何度も売買を繰り返して利益を追求していく投資手法を、スキャルピングと言い、スキャルパーとも言います。
1日の中で、株や為替などを売買して取引を完結させ利益を追求していく投資手法を、デイトレードと言い、デイトレーダーとも言います。
2,3日から数ヶ月の期間で、売買を完結させ利益を追求していく投資手法を、スイングトレードと言い、スイングトレーダーとも言います。
トレーダーの魅力
トレーダーの魅力って人によって捉え方は様々であります。
リスクがあり精神的にも強くなければ相場とは戦えないイメージはありますが、その反面、リターンもとてつもなく大きいというのが最大限の魅力とも言えます。
その中でも僕なりの魅力をいくつかまとめてみました。
- 株式市場、為替市場(FX市場)、ここ近年では、仮想通貨市場(暗号資産市場)は僕達が生きている間は決してなくなることのない市場ですので、トレーダーとして長年活躍できることができます。
- 基本的な知識と技術を身につければ一生涯挑戦しつづけることができます。
- いつやめてもいいですし、いつスタートしてもいいですし、自分のライフスタイルに合わせて投資活動をすることができます。
- 今はインターネットがあれば誰の目を気にする事なく自分自身だけで取引をすることができ、誰に邪魔されるわけでもありません。孤独ではありますが、人と関わるというストレスからは解放されます。
- インターネットが発達したおかげで、インターネット環境があれば日本でも海外でも場所を選ばずに取引をすることができます。
- 最大の魅力はお金を稼げる金額の上限がありません。
- 株式トレーダー、為替(FX)トレーダー、仮想通貨(暗号資産)トレーダーとして、法人・個人が数百億円以上もの資産を実際に作られた方もいます。
プロトレーダーはどれくらい稼げるの?
トレーダーの職業について少しお話します。
まず最初にお伝えしておきたいのですが、ファンドマネージャー、ディーラーという言葉もあるのですが、ここでは金融商品の売買に携わっている全ての方のことをトレーダーとしてお話します。
会社に所属している専業トレーダーというのは、会社の資金を運用したり、投資家から預かった資金を運用したりします。
基本的には、会社の固定給+歩合制が多いです。
日本の企業は歩合制があまり高くなく、外資系企業は歩合制が高いのが特徴です。
歩合の金額は年間で1億超えることもあるのがトレーダーという職業の最大の魅力です。
どれぐらい給料をもらっているかあまりピンとこない人もいると思いますので、僕の知り合いで国内・海外問わず金融機関に所属している知人やファンド会社に勤めている仲間から聞いた話をいくつか例に出してみました。
日本の企業で、大手金融機関に所属しているトレーダーで年収1000万円前後~でした。
もちろんもっと大きな収入をもらっているトレーダーもいます。
日本に進出している外資系企業で、
200兆円ほど運用している機関のトレーダー(債権部門・FX部門)で年収2000万円~でした。
数百億運用している機関のトレーダー(日本株式専門)で、年収2400万円~でした。
海外在住の外資系の企業のトレーダー(FX)で年収6000万円〜でした。
日本の中小会社のファンド会社のトレーダー(FX)で、完全歩合制で年収1億円前後でした。
トレーダーについてまとめますと、
運用金額の大小ではなく、所属している会社の方針により給料はまったく異なってきます。
大体トレーダーの収入としては、年収1000万円~からですが、歩合の金額が普通の職種とは大きく異なり、優秀な人であれば、年収数億円ほどにもなりますので、スキルさえ身につけるととんでもない給料を頂ける夢のような職業であることには間違いありません。
個人トレーダーはどれくらい稼げるの?
先程お話をした企業で働いているトレーダーというのは、収入には夢がありますが、敷居がとても高いというのも正直なところです。
しかし、
個人トレーダーになることは誰でも可能であります。
一番の魅力は、好きな時に好きな場所でトレードをすることが可能であります。
もし、
トレードの技術を上げコンスタントに稼ぐ実力をつければ、自分の力で資産を構築することができます。
運用する金額が大きければ大きいほど、それに比例して利益も大きくなります。
では、
ここで簡単な例を出して説明します。
元本に対して月3%の利益を毎月安定的にパフォーマンスを出せる実力をつければ、年間36%の利益になります。
つまり、
10万円の資金があれば、一年後には13,6万円になります。
100万円の資金があれば、一年後には136万円になります。
これは単利で回せばの話ですが、複利で回せばもっと利益を出すことができます。
補足として、単利とは、出た利益は運用口座から出金して、毎月同じ元本で運用していくということです。複利とは、出た利益を運用口座から出金せずにその利益も元本分に含めて運用していくことです。
実際の利益シミュレーション
では、実際に毎年安定的にトレードをして資産を増やしていった場合、どれくらいの利益になるのかをシミュレーションをしてみました。複利の素晴らしさを肌で感じて頂きたいので、単利ではなく複利で運用していった場合のシミュレーションを図にしてみました。
シミュレーションパターン:1
運用条件
- 投資金額10万円
- 年利率24%
- 年複利で運用
- 積立年数1年〜30年
運用結果(数字は累計資産を表しています)
- 1年後に約12万円
- 5年後に約29万円
- 10年後に約85万円
- 20年後に約738万円
- 30年後に約6348万円
まとめ
10万円を年利24%で運用をすると、10万円が、「10年で約85万円」、「20年で約738万円」、「30年で約6348万円」になります。
シミュレーションパターン:2
運用条件
- 投資金額10万円
- 年利率36%
- 年複利で運用
- 積立年数1年〜30年
運用結果(数字は累計資産を表しています)
- 1年後に約13万円
- 5年後に約46万円
- 10年後に約216万円
- 20年後に約4685万円
- 30年後に約10億1430万円
まとめ
10万円を年利36%で運用をすると、10万円が、10年で約216万円、20年で約4685万円、30年で約10億1430万円になります。30年で約10億円超えるのは想像もできないですよね。。。素晴らしい複利の力です。
このシミュレーションの図を見ていかがだったでしょうか?
たった10万円から運用をスタートしても、10年や20年単位で見ていくととんでもない資産になってきます。
これこそが複利の恐るべき力です!!!
トレーダーを職業として考えるのであれば、収入については夢があり、金融の世界の中でも特に魅力的な職種であります。
どんな人達も最初は初心者です。自分の可能性を信じ、トレードの技術を磨き、経験を重ねることにより、自分の理想のライフスタイルを手に入れることができます。
国や会社が今後どうなろうと、誰にも頼ることなく自分の力で生き抜く術を身に付けることにより、将来の安心を手に入れることができます。
この記事を見てトレードという可能性がある職業が身近にあることを少しでも知って頂けたなら嬉しいです^ー^